昭和24 年6 月3 日に測量法が制定 されたことを記念し、平成元年に現国土交通省が6 月3日を「測量の日」と主唱しました。その目的は、 測量の意義や重要性に対する国民の理解と関心を一層高める事にあり、測量や地図に関する情報、 知識を国民に普及する運動を展開することになっております。私たち(社)奈良県測量設計業協会では、「測量の日(6 月3 日)」記念事業の一環として、毎年奈良県内の小学生に地図と測量を中心とする特別体験学習を直接指導します。
学習内容
1. 講演
テーマ「測量のやくわり」
講師:国土地理院近畿地方測量部

2. 標柱建植
学校の正確な位置(北緯、東経、標高)を表した標柱を建植する

3. 体験学習

①歩測コーナー
30mの直線を歩測で測定する。

②距離コーナー
30mの直線を歩測で測定する。

③高さトランシットコーナー
目で見た高さと測量機器(トランシット)の差を求める。

④高さレベルコーナー
目標A点とB点の目で感じた高さの差を測定機器(レベル)で求める。

⑤GPSコーナー
(1) GPS機器の説明
(2) 地上から2万kmの人工衛星を使って身長を測定する

⑥大仏様コーナー
校庭に実物大の大仏様を測量機器を使って描き記念撮影を行う。

⑦その他3Dスキャナー・ドローンでのデモンストレーション
※平成11 年6 月3 日から令和4 年7 月7 日まで34 年間、毎年1~2 校を対象に32 校で実施してきました。(令和2 年、3 年はコロナ感染症蔓延防止のため中止)