奈良県測量設計業協会

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奈測協について

平素から当協会の活動に対しまして多方面の皆様からのご支援を頂いておりますことに感謝申し上げます。

近年、気象変動に伴う災害の激甚化・頻発化が進んでおり、今年も全国各地で線状降水帯等により過去に例を見ないような豪雨が降り、甚大な災害が発生しています。被害に合われた皆様にはお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を願っております。

奈良県におきましても6月初めという早い時期に豪雨に見舞われ、県内各地で道路、河川の施設災害が発生し、我々協会員も災害時の応援協定に基づき、復旧の応援に出動したところです。

我々はこれら災害に見舞われた「被災施設の復旧整備」、また災害を未然に防ぐ「防災インフラの整備」においてもその初動を担う測量設計に携わる者としてその重要性を認識し、“地域の守り手”として活動していかなければならないと考えております。

そのため、協会では日頃より「災害時における支援活動」に備え、支援体制の充実化を図るとともに、「防災インフラ整備」の根幹となる測量・設計の技術革新(レーザー測量・UAV測量等)にも対応出来る技術の研鑽を図っているところです。

また、デジタル社会が急速に進む中、建設産業においても「DX(デジタルトランスフォーメーション)」による業務の生産性、安全性の向上や新たな働き方への転換が求められています。

測量・設計業においても大きな時代の転換期を迎える中、時代の変化に対応し発展していくために、直面する課題に取り組んでいかなければなりません。

特に、測量から維持管理に至る一連の建設生産プロセスを「三次元データ」でつなぐBIM/CIMについては、国発注事業において令和5年度より全ての業務で原則適用となり「三次元データ」への対応が待ったなしの状況となっていることから、今後三次元データ技術の習得と向上を講習会の開催等により積極的に進めて参ります。

また、担い手の確保、育成も引き続き大きな課題となっていることから測量の魅力を発信するための活動を関係機関と連携しながら積極的に展開して行きたいと考えております。 今後とも当協会に対しまして関係各位のご理解、ご指導をお願いし申し上げますとともに地域の守り手として安全で安心な地域づくりに貢献する本協会会員を活用賜りますようお願いいたします。

公益社団法人 奈良県測量設計業協会
会長 手塚 明宏